知的冒険の旅 iguanavoice
2012年 06月 23日
知的冒険の旅 iguanavoice
IGUANAVOICE INC.前回、「基礎の基礎が大事だと今日何度も言っておきます」UP後、木造と鉄骨構造の違いや地盤改良についてのご質問など意外にも反響が多く、以前にも増して地震への不安や鉄骨住宅への関心の高さを実感。しかし、これからマイホームをお考えの方には難解な事ばかり。現在建築中の鉄骨住宅の進捗状況が少しでもご参考になればと考え随時、UP予定。建物の構造や規模、難易度にかかわらず地盤調査は必須。まずは一般的な「スウェーデン式サウンディング調査」など、比較的ローコストながら的確な数値が得られる地質調査を行い、建築予定地となる敷地の地質と地盤の強度を知る事から始める。
以前、住宅兼用集合住宅建築のご相談を承った際、先行していた大手住宅建築会社の地盤調査のデータ (*イグアナボイスでも、明らかに軟弱地盤だというデータが実証済みの場合や、大規模建築やRC構造・重量鉄骨構造などの建築予定の場合採用する工法) を提示されたのだが、木箱に収まった各地層の瓶詰めの地質標本と分厚いデータ。考古学好きにはたまらないのだが。「基礎」にやり過ぎという言葉はないが初期の企画段階での高額で高度の地質調査は、先のデータで不安のある場合の次の段階と考えてもよいのでは。
地盤改良についても同じく、高度の工法を選択する必要はデータに基づきケースバイケース。木造、鉄骨構造、RC構造など、建築構造やその規模と敷地の地盤強度を照合し、最適な地盤改良の工法の選択を建築担当者や構造設計と幾度にも協議して進める事が大切。基礎の基礎が大事だと今日何度も言っておきます。が、闇雲に不安ばかりを募らせたり、基礎が大事といっても大判振る舞いになる必要はナッシング! 基礎の基礎の基礎はココから。ご相談やご質問などお気軽にお問い合わせください。
by loft-id
| 2012-06-23 18:33
| LOFT-I.D